す、すげえ……(浅野いにお先生のペン入れ作業を見ながら)
どうも! 筆者ともです。前回、漫画家志望の方は漫勉がすごくタメになりますよっていうブログを書いたのですが、今回はたのしみにしていた浅野いにお先生の回を視聴しましたので感想を書いていきたいと思います。
仕事場がかっこいい! Macとか2台あるし!
浦沢先生が浅野先生の仕事場を訪ねられて会話をしていたのですが、そこの仕事場がすごく自分好みの環境でした。Macとかあるし、秘密基地感があります。本や雑誌、資料なども雑多に積んであっておしゃれです。どこかのだれかさんは幼稚園を卒園したときに買ってもらった学習机とアマゾンで買ったバランスボールを椅子にして作業しているというのに……。その環境の差に愕然としました。
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浅野いにお流背景の描き方
浅野先生の緻密な背景をどうやって描いているのかとても興味があり、今回、その工程を見ることができてうれしかったです。ここまで丸裸にして公開してもいいのでしょうか。
工程の順序としては
- デジタルカメラで風景写真を撮る
- 背景に使いたい写真を選択し、線画に描こうする。このとき実写と漫画の境界線、もしくは漫画よりのほどよい線画にする。
- 2の線画をプリントアウトして、直接ペンでなぞったり汚したりして書き込みをくわえる。
- 3をスキャンしてパソコンで仕上げをする。自家製のペンのあみかけのトーンを貼ることにより手書きよりも手書き感がでる。
というようなものだったかと思います。
ただ、注意しなければいけないのはキャラと背景がしっかりと違和感なくとけこむこと。そして、遊びというか、先生方は隙をつくって(手書きで緻密に描き込む等)読者の方を漫画の世界に入りやすくすることも大事だといっていたように思います。
さっそく参考にしている方が!
「漫勉」でやっていた、いにお先生のような背景作業を真似てみた…手描きをすることにより重質な表現が演出できる。まだ書き込み途中だけど、この表現をもっと練習してみよう pic.twitter.com/hBafBPUb5c
— 椎名 海雄→シッタカWEB UIデザイナー (@MIOxAIRxKING) 2015年9月20日
私も練習してこれくらい描けるようがんばります!
髪の毛の緻密さ。細かい作業は苦ではない!
上記リンク先が漫勉の公式サイトで浅野いにお先生のページです。「漫画家のペン先」のコーナーの一番左の動画をご覧頂けるとわかるのですが、描き込み方がハンパないです。髪の毛はペンの太さをかえて描いていくので、すごく奥行きがでています。
あとトレース台というんでしょうか。あれ私も欲しいです。
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まとめ
緻密な描き込みで見る人を圧倒させる浅野先生。先生が背景をパソコンで処理することに対して否定的な方もいるようですが、私はとくに気にしていません。以前の漫勉では東村アキコ先生が「背景みんな描き込みすぎていませんか?」というようなことを提唱していましたし、浅野先生のように背景から物語を作る方もいらっしゃいます。漫画は描く人それぞれの個性があるからおもしろいと思うのです。背景についてはいろいろと意見がわかれるところではありますが、要はおもしろければいいのです!(どちらも読者として楽しめる私はお得!←)
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浅野先生には新作「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」のような、これからもデジタルをつかうことによって、新しい表現を追及して読者をさらに驚かせてほしいと期待しています。
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