どうも!
週刊少年ジャンプ読者歴15年くらいの筆者ともです!
今回は週刊少年ジャンプで連載されている「左門くんはサモナー」という漫画がなぜおもしろいのか、私が力説するだけの記事になります。
「左門くんはサモナー」ってなんぞ? まずは3行で説明しよう!
『左門くんはサモナー』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
天使すぎる少女こと、生粋の「良い人」天使ヶ原桜のクラスにやってきた悪魔召喚が趣味の転校生・左門召介。
そんなバカなと思いきや彼はマジもんの召喚術士(サモナー)だった!
好きな物は「悪魔に屈する欲深い人間の破滅」、生粋の「善人嫌い」のひねくれ召喚術士(サモナー)にロックオンされた天使ヶ原さんの運命や如何に...!?
この漫画は「左門くん」が主人公で、「天使ヶ原さん」がヒロインです。
狂言回し(※1)をする役割は天使ヶ原さんが務めます。
話の展開としては、基本的に左門くんがいろいろやらかして(悪魔を召喚して)、それの被害者になったりツッコミをするのが天使ヶ原さんの役割といったカンジです。
ふつうの人は、被害をうけたら加害者を嫌うのですが、天使ヶ原さんは「マジで天使」なので左門くんを嫌うどころかぐいぐい関わっていきます。
愉快なクラスメイトや左門くんに召喚された悪魔たちをまきこんで、コミカルに物語は進んでいきます。
「左門くんはサモナー」は回を重ねる事に、雪だるま式におもしろくなる漫画の典型である!
「左門くんはサモナー」
この漫画を、私が大好きな食べ物のカレーライスに例えたいと思う。
1話、2話と左門くんとてっしーの関係性をじっくり描写することによって、じっくりことこと煮込んだおいしいカレーライスができているのですが、
(どっちがライスでどっちがカレーかはこの際おいておく。とにかく、このまま食べてもおいしい)
そのおいしいカレーライスの上にカツやチーズ、ほうれん草、はちみつ、福神漬けなどお好みでトッピングできたらどうだろう。
そんなんおいしいに決まっている!
左門くんとてっしーというカレーライスに、どんどん追加される個性豊かなキャラクター(おいしいトッピング)。
おもしろくないわけないじゃない!
しかも、そのトッピングによってカレーライス自体の味もさらに変化していく。
トッピングの描写を深めることで、さらに味がでてくる。
やっぱ、カレーライスって神だわ!
私の好きな個性豊かなキャラクターを4名紹介します
基本、1話完結するタイプの漫画なのですが、新しい回を重ねる事に新しい個性的なキャラクターが登場します。
その中でも私がとくに好きなキャラクターを4名紹介します。
- 九頭竜 芥(くずりゅう かい)
- ベヒモス
- ネビロス
- アンリ=マユ
こちらの4名です! 上から順にどんな人物か説明しますと、
- 左門くん達のクラスメイト。器のでかいクズ。
- 暴食を司る悪魔。ベヒモス先輩。マジで紳士。
- 人の姿をした悪魔。左門くんのライバル。めちゃくちゃいい悪魔。
- ゾロアスター教悪魔のトップである悪神。褐色肌の少女の姿をしている。疫病をまきちらすツンデレ。
こんな感じなのですが、この4人、煮込めば煮込むほど味がでてくるんですよ。
たとえば「九頭竜くん」なのですが、3話目で初登場してからの快進撃がすごいです。
最初はお金のためならプライドをカンタンに捨てる、ただのクズかと思っていたのですが、あの左門くんと友達になり、アンリ=マユのテロ攻撃にも後日談として笑ってすますなど、ある種の大物感がでてきました。
そんな彼が慕っているのが「ベヒモス先輩」。彼のハードボイルな日常をドキュメンタリー形式で紹介する回があったのですが、もう目が離せませんでした。最高です。
その2人とは対照的に、「ネビロス」の威厳が回を増す事に転げおちる(魅力が増す)のも見所!
アンリ=マユ(社長)の登場で一気に小物感がでてきたネビロス(他社の部長)さんの今後が心配です(期待しています)。
「左門くんはサモナー」のおもしろさが加速した回を紹介します。
最初は左門くんと天使ヶ原さんの関係性を描いていったため、なかなかおもしろさが世間に伝わりきらないところがあったかもしれません。
とくに左門くんの嫌われ具合は、ネットの感想などを見るとすさまじいものがありました。その陰で、「てっしー(天使ヶ原)マジ天使」というてっしーファンは確実に増えていったように思います。
大好きな天使ヶ原さんをいじめる左門くんなんか嫌い!
これが世間の評価でした。
が、その図式こそが作者「沼駿」先生の目論見だったのかもしれません! しっかりとその土台を築いたところで、先生はついにしかけを発動します。
第7話「左門くんは大地を感じてる」
私のお気に入りキャラ九頭竜くんが再登場。南米ジャングルで「虫を捕って儲けよう(密猟)」というあまりなクズっぷりに荷担する左門くん。
だったのですが……
ここで虫が大の苦手であることが判明する左門くん!
今まで余裕な表情で天使ヶ原さんを攻撃していた姿はどこへやら……きわめつけは「天使ヶ原さん、肩こってない?」という肩をつかませてもらうシーン。
左門くんまさかのヘッポコ化で、今まで嫌いだったキャラがにくめないかも……となった瞬間でした。
ここから怒濤の勢いで、神回が続きます!
第8話 左門くんは苦いのがダメ
ネビロスさんが喫茶店に就職する話。それを見守る(?)左門くん達。
第9話 左門くんは爆発する
7話でケンカしてた左門くんと九頭竜くんが結託して、陸上部の笑美ちゃんに勝負を挑む話。この回を読んで作者は天才だと思いました。2人の結託する感じ、最高です。正直、この回で人気も爆発したんじゃないでしょうか。
第10話 左門くんは爆発しろ
アンリ=マユ初登場回。彼女の登場によりさらに加速する人気!
第11話 左門くんは静かに心肺蘇生法をググる
ここで8話の喫茶店を舞台に、ほぼフルメンバーでわいわいします。おもしろくないわけないじゃない!
第12話 左門くんは少しずつ大人になる
この回で左門くんの好感度急上昇!
第13話 左門くんはゴネる
極めつけのベヒモス先輩回! やばい! 7話からの確変がとまらない!
第15話 左門くんはボールの持ち方が悪かっただけなんだから
第14話であきらかになった「ヤーさん」らも含めて、フルメンバーでラウンドワンに行く回。おもしろすぎる!
そして16話でついにセンターカラー!
第7話からの確変がとまらないです。雪だるまを一回りさせるように、回を増す事におもしろさが大きくなっていきます。
まとめ
今回の『【ジャンプ漫画】「左門くんはサモナー」がなぜおもしろいのか力説する』はいかがでしたでしょうか。
第7話からのおもしろさがハンパないので、ぜひともその前の1話~6話を読んでもらいたいです。でも、ジャンプの掲載号は読めないだろうし……
と思っていたら←
なんとその1話~6話が読める1巻が発売されています←
レビュー評価がめちゃくちゃ高いです。キンドル(電子書籍)じゃない普通の紙の方は、在庫がないのでしょうか。 2016年1月31日現在プレミアがついてます! まじか! 2000円もするんですけど!
そして、奇跡のおもしろさ確変回が載る「左門くんはサモナー」の「2巻」は2016年3月4日発売予定です。
予約がAamzonで始まっています! 集英社さん、初版大量に刷らないとまたプレミアがついちゃいますよ!
もうこのまま勢いにのってアニメ化してくれ! あと最後に一言だけ言わせて!
てっしーマジ天使っ!