どうも! 筆者ともです。
ついにLINEの「動くスタンプ」を一般の人が作って販売できるようになりました。6月1日付けの情報では審査開始は6月下旬、販売開始は7月上旬を予定しているそうです。今からがんばって作ったら、スタート開始に間に合うかも!
ただ、ここで問題になるのが動くLINEスタンプの作り方なんですよね。
私もいくつかふつうのLINEスタンプを作って販売していますが、アニメーションスタンプの制作に関してはまったくの素人。そんなわけで、今回は動くLINEスタンプの作り方を自分用のメモとしてまとめてみました。
まずは制作ガイドラインを読んでみよう
必要な画像は全部で26個。(メイン画像1、トークルームタブ画像1、アニメーションスタンプ画像24)ふつうのLINEスタンプ(42個)よりスタンプの数が少ないですね。
「42個から26個にへってるとか、これふつうのLINEスタンプ作った人なら楽勝じゃ~ん♪」
って思いませんか?
ええ、もちろん、そんなわけないんです←
スタンプ、動いてますからね。動いてるって事は、その分1個のスタンプ作るのに何枚も紙芝居よろしく重ねてるってことですもんね。
イラスト何枚かくことになるんだろう……素人だからまったく予想がつかない!←
見なれない用語。APNGファイルってなんぞ? 調べてみた。
LINEクリエイターズマーケットの制作ガイドラインを読んでみたのですが、見なれない用語がちらほらありました。
・アニメーションスタンプ画像はAPNG作成ツールを使用し、最終ファイル形式はAPNGファイルになります。
・1つのAPNGあたりのPNGフレーム数:イラストは最低5~最大20フレームです。
おまえだよ! APNG!
「あ、アラウンド、ピーポーニンジャゴー……?」
らちがあかないので、さっそくグーグル先生で検索してみました。
「APNGとは……っと」ターンッ!
説明しよう!APNGとは、アニメーションするPNGだ!
(※PNGは画像データを圧縮して記録するファイル形式の一つ。ざっくり言えばjpgみたいなやつ。たぶん。ふつうのLINEスタンプのときはPNGだった)
正式名称はAnimated Portable Network Graphicsです。GIFだと透過の境目がギザギザしていてクオリティがちょっとアレなんですが、APNGだとなめらかなかんじになります。
APNGについてはわかった! で、実際にどうやってつくるの?
APNGのアニメーションスタンプを作るには「APNG作成ツール」を使用しないといけないようです。検索していくつか見つけましたのでメモしておきます。
・Adobe Animate CC
一言メモ:有料みたいです。体験版があるようなのでちょっとためしてみたい。
・ApngComposite
一言メモ:フリーソフトです。
・GIMP Extensions
一言メモ:GIMPの拡張機能(GIMP の機能を大幅に拡張してくれるツールパック (拡張機能集) 「GIMP Extensions」 - フリーソフト・無料ソフトの番外編)
個人的には「フリーソフトで十分かな」という気がします。ただ、使い方がまったくわかりません←
実際に試してみて、使い勝手の良かったモノを後日追記したいと思います。
追記!「APNG Assembler」がかなり使える!
サイズに注意! アニメーションスタンプ独自のルールあり!
・24個のアニメーション画像のサイズはW320 x H270(最大)です。このサイズ以内で作成しましょう。
・また、1つのAPNGに含まれるフレームのサイズは同じにしなければいけません。(たとえば100×100と110×110を組み合わせるのはNG)
・最後に忘れてはいけないことは「アニーメーションのない余白は削除」するという点。余白は一切つけてはダメ。これらを守らないと恐怖のリジェクトが!
追記「フレームは同じサイズ」でも「余白は削除」って、どういうこと?
たとえば「奧」から「手前」に走ってくるアニメーションスタンプを作ったとします。もちろん奧のイラストは小さく、手前のイラストは大きくなりますよね。奧の小さいイラストの余白を消してしまったら、手前の大きいイラストと同じフレームにならないじゃないですか!←
発狂するねこくまくん「ど、どうしたらいいんだ~!」
答え 手前の大きいイラストの余白を消したサイズにあわせよう!
他にもルールが! ループ時間は4秒以内!
ここもちょっと素人にはわかりにくかったです。
イラストは最低5枚から20枚重ねる(フレーム)。そして4秒以内におさめる。ループ(同じ動作のくり返し)する場合は、
例として、1秒20フレーム×4ループ=4秒 ○
2秒20フレーム×2ループ=4秒 ○
3秒20フレーム×1ループ=3秒 ○
1秒30フレーム×4ループ=4秒 ×
3秒20フレーム×2ループ=6秒 ×
ってことで認識でオッケーですかね?
作成ルールはおいおい覚えるとして、どんなアニメーションスタンプが人気なの?
市場調査として、人気のアニメーションスタンプをざっくり研究してみました。
ゆっくり動くスタンプや、一部だけ動くスタンプ、高速で動くスタンプに、奧から手前に走ってくるスタンプなどかなりバリエーションに飛んでいます。
正直、公式スタンプのクオリティが高すぎて、素人では太刀打ちできないんじゃないか……とさえ思えてきます。
↑動くことによって、かわいさ倍増のスタンプたち。ねこくまくん(筆者とものつくったLINEスタンプキャラクター)を放り込んだら、ボッコボコにされそう←
公式と戦うには、キャラのかわいさや普段のトークでのつかいやすさを追及するほかに、「そんなアニメーションスタンプがあったか!!」というようなアイデアも勝負のポイントになりそうです。
アニメーション素人の私は、とにかく自然な動きになるよう気をつけたいです。もしくは、逆にまったく予想のつかない動きをさせてみるとか←
まとめ
今回の「動くLINEスタンプの作り方をざっくりまとめてみた。」はいかがでしたでしょうか。ふつうのLINEスタンプより作成のハードルが高そうですが、イラストが好きの方にはぜひチャレンジしてもらいたいと思いました。私も素人なりにボチボチ作ってみます。また作成過程を記事にしますので、いっしょにがんばりましょう!
追記 作りたいLINEスタンプのイメージはあるけど、アニメーションはニガテかも……
「作り方を読んだけど、それでも自分の力だけではむずかしそう……」
そんな方には、自分のイメージどおりのLINEスタンプを、かわりに作ってくれるサービスがあります。
プロの方にお願いするのも、ひとつの方法ですよ~。自分なりの方法で、オリジナルスタンプを作っちゃいましょう!