どうモー。漫画好きの牛野トモです。
2020年1発目のブログは、ツイッターで話題の漫画「100日後に死ぬワニ」について書いていきたいと思います。
この漫画のすごいところは、誰も思いつかなかったシンプルなアイデアで、読者に続きを読みたくさせた仕組みにあります。
あと、単純に主人公のワニが、先輩のお見舞いに行ったり電車で席をゆずったりするいいやつなんです。
100日後に死ぬワニとは
イラストレーターきくちゆうきさんが自身のツイッター (@yuukikikuchi) に掲載しているワニの日常4コマ漫画です。
4コマの一番上にタイトルとして○日目と書かれており、4コマの一番下には「死ぬまであと○日」とカウントダウンが書かれています。
不穏な空気が漂う中、今日もワニはテレビを見たり恋をしたりして、普段と変わらない日常を過ごしているという作品です。
100日後に死ぬワニのすごいところ
1日1ページの日常4コマ漫画に、「100日後に死ぬ」という強烈なフックを組み合わせたところです。
しかもTwitterでリアルタイムでカウントダウンされて、事件に巻き込まされている臨場感とワニの発言によるメタ感。
シンプルながらも、こんなアイデアがあったのかと思わず絶望してしまいました。
もしかしたら、「やられた!」「自分が思いつきたかった!」というクリエイターの方もいたかもしれません。
私も以前Twitter漫画に挑戦したことがありますが、なかなか反応は得られませんでした。
【実例】以前私が描いた4コマ漫画
Twitterで漫画を描いてる人の理想と現実を描きました
— 牛野トモ (@tomo20140823) 2019年7月13日
#ねこくまくん #4コマ pic.twitter.com/lLVW8ALvpW
ふつうに日常4コマ漫画をツイッターに掲載してつぶやいても、たいていはスルーされてしまいます。
反応があっても、バズるのはむずかしい。
もしかしたら、2匹目のドジョウとして「○○日後に○○」というテンプレートをマネしてTwitter漫画を描く人が出てくるかもしれません。
それほど「100日後に死ぬ」本当にすごいアイデアです。
【予想】ワニは100日後にどうやって死ぬのか
SNSで反響呼ぶ『100日後に死ぬワニ』作者の素顔…「ラストは決まってる」 | ORICON NEWS
ORICON NEWS記事の作者様インタビューによると、ラストは決まっているそうです。
現在私がこの記事を書いている日は2020年1月19日。「100日後に死ぬワニ」の世界では38日目。死まであと62日。
3分の1以上日付が過ぎた現在、私が調べた中で有力なラスト。
それは「主人公のワニではなくバイト先の先輩ワニが死ぬのではないか」という予想が多い印象でした。
ただし、1日目の4コマに先輩ワニは出てきていません。
主人公のワニがテレビを見て笑っているのみ。そして下には死まであと99日の文字。
やはり主人公ワニの死はさけてとおれないのではないでしょうか……
まとめ
読者の中には、主人公ワニの人柄(ワニ柄?)に惹かれてか、「死んでほしくない!」という声が多いです。
ほかにも「なんとかハッピーエンドになってほしい」という方や、「作者を○せばワニは助かる!」という過激な方もいました。
・100日ぴったりで急にワニは死ぬのか、
・もしくは90日後くらいに弱っていくのか、
・途中で弱ったワニに対して、まわりがワニを助けようと奮闘する
などいろいろと想像がふくらみますが、ラストはすでに決まっています。
ワニが退場した後の世界とか、149日後とかもあるんでしょうか……
どちらにせよ、最後までしっかりと見届けたいと思います。
・作者様のツイッター
きくちゆうき (@yuukikikuchi) | Twitter
・「100日後に死ぬワニ」を最初から読みたい人はこちら
漫画「100日後に死ぬワニ」 誰にも変えることが出来ない結末が、ここにある “死まであと99日” - ねとらぼ
追記
あれから100日目もすぎました。
ラストはたんたんとしていて、それでいてとても感動的でした。
それだけに作品にケチがついてしまったことが残念でなりません。
上記のブログ記事を読みました。
「社会規範」と「市場規範」が、お互いベストをつくしてしまい、結果が炎上。
作品に罪はありません。とてもすてきな漫画でした。
それでもよけいな背景が、すべてを台無しにしてしまうこともあります。
教訓として、クリエイターは作品だけでなく、その背景まで作り込むべきなのかもしれません。